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2010年10月18日 (月)

Cannonball!【TOKYO⇒OSAKA】 ①始動 東京⇒神奈川

 「日本国道路元標」前に自転車を置き、写真撮影。携帯にはフラッシュが無いから元標はなにがなんだかわからない(笑)
 この道路の始まりから終わりの地、梅田新道を目指す。

 21:22、キャノボ板に出発宣言。出発地点の交差点でそんなことをしたりしていたら工事現場警備員に、
「そこにいると邪魔です」
と怒られる。すみません(´・ω・`)ショボーン

 右足のクリートをペダルに装着。東京の喧騒の中、俺の耳に「カチッ」という音がやけに響き、これから行く道と大阪の街に思いを馳せさせた……が、まったく想像できない。かつてない距離560km。俺の一日の最大走行距離は271kmだ。

(そうだ、これから行く道は倍以上もあるんだ……)

 とてつもない距離に対していいようのない興奮と少しの不安を覚えた。

 時計を見ながらカウントダウン開始。

5・・4・・3・・2・・1・・スタート!

 21:26、東京日本橋をスタート。気持ちは逸るのに踏み出しはややゆっくり目だった。まずは国道15号、第一京浜道路を突き進む。夜の銀座はまだ人で賑わっている。車も多く、まだまだこの街が眠る気配はない。煌びやかな街中を一台のロードレーサーが駆けていく。街行く人々は、このロードレーサがまさか大阪に向かっているとは夢にも思うまい。そんな事を考えながら俺の顔には自然と笑みが浮かんだ。

 東京の街中は信号が多い。ちょっと走っては止められる。俺は止められるたびに自転車から降り、縁石に座り腰を休ませた。俺の腰は弱い。うまく腹筋を使えてないのかポジションが出てないのか、はたまたその両方か。理由は不明だが嘆いていても仕方がない。腰を休めるチャンスと考え、焦らず休む。

 風は追い風だった。自分でも信じられないスピードで巡航していく。メーターを見ると36~38km/h出ている。心拍は163前後。運動強度としては高めだが、息はきつくない。大会時はいつも心拍高めだから、あまり気にせず自分の感覚を信じて突っ走った。しかし今回はプライベートで勝手にやっているのに、この状態ということは俺のテンションは大会時にまで高まっているわけだ。

 横浜までは1時間ほどでついた。ここからは国道1号に入る。戸塚をぬけ、藤沢へと至る。かつて住んでいた街。ここで24年を生きた。あの頃は運動することが嫌いだった。それが今じゃこんなバカバカしい挑戦をすることになるなんて人生わからんもんだなぁ……。
 藤沢バイパス前で県道30号へ逸れ、江ノ島方面へ。海岸沿いの国道134号に出た。風は無風。有難い……。ペースは依然落ちず、爆走する。ふと笑い出したくなり、声を上げて笑ってやった。笑いながら「バカじゃねーの」と呟いた。

 出発から3時間が過ぎようとしていた。現在85km地点、既に小田原へと突入している。ここまでどら焼き2個と飴少々を消費し、手持ちの食料は予備として持ったカーボショッツと飴のみ。水も残り少ない。箱根に入る前に補給を行おう……そう思い、コンビニへと入った。
 コンビニで栄養ドリンク、コーヒー、スポドリ、補給用のパンを購入。栄養ドリンクを飲み、コーヒーを飲みながらキャノボ版を閲覧。大阪発のキャノンボーラーは22:40に出発したようだ。この日、偶然にもキャノンボールする人間が2人いた。俺(東京発)と彼(大阪発)。遭遇するなら浜松辺りでしょうと彼は言い、俺は遭遇する奇跡を祈りましょうと書き込んだ。しかしお互いすれ違っても気づくことは困難だろう。浜松の道は広いところが多い。はるか反対車線を走るロードレーサーをいちいち止められるわけもない。遭遇し、気づけたらまさに奇跡。だからどちらも(少なくとも俺は)冗談半分で書いていた。
 キャノボ板応援者たちの暖かい書き込みに力をもらい、現在地を投稿してから箱根へ向かって俺はペダルを踏み出した。

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