2013年8月21日 (水)

夏の旅 2013 その2

8月11日(前)

 4時半起床。だらだらと準備をして、5時半出発。まずは朝飯を仕入れるため、コンビニに寄った。朝飯用にカルボナーラスパゲティと、適当に行動食を選んでレジへ。……店員の女の子がやたらと可愛い。AKBなんて目じゃないぜ。東北には美人が多いと言うが、間違いないな。

コンビニの駐車場に座り込み、ボケーッと空を眺めながらの朝食。やや雲はあるものの、いい天気だ。

今日の最初の目的地、龍飛崎を目指して海岸沿いの国道280号、松前街道を行く。風はやや向かい風か。速度は乗らないも、特に急ぐわけでもなし。雲間からむつ湾へと降り注ぐ陽光を横目に、ゆるゆると走る。

蟹田の町から一時国道を離れ、龍飛崎へのショートカットルートに入る。途中、幾度かオートバイの旅人と遭遇した。荷物満載のオートバイが俺を抜いていく。オートバイの旅にはオートバイの良さがある。

オートバイの旅を最後に行ったのはもう5年も前。自転車を始める前は、長期休暇の度にオートバイで旅に出ていた。春は九州・四国方面へ。夏は北海道へ。冬の北海道を走ったこともあった。今は練習をサボると調子が落ちてしまうので、オートバイによる長期の旅は控えている。いつかまた、オートバイでも旅がしたいものだ。

今別のコンビニで最初の休憩を取った。早朝のライドだというのに、水の消費が激しい。気温は既に26度をマークしている。東北でここまで暑いとは……今年の猛暑はホントに凄まじい。

今別からは国道に復帰し、しばらく走ってから再び国道から離れる。三厩駅を見るためだ。ここは津軽線の終着駅にして津軽半島最北の駅である。 

370_convert_20130821215153 三厩駅 

最初本州最北と勘違いしていたが、本州最北は下北半島にあるようだ。

ここで自転車の旅人達と遭遇した。一人は男性で、本日開催の龍飛崎マラソンに参加するとのこと。三厩まで輪行し、そこから自走して会場に向かうとのことだった。もう一人は女性で、お盆休みで青森に帰省中とのこと。彼等と少しばかり雑談を愉しんだ。

全員目的地は龍飛崎なのだが、それぞれの予定があるので、各々で目的地を目指す。 

三厩から龍飛崎へのルートには、あじさいロードというのがある。8月も半ばだというのに、道端のあじさいは、見事に咲き誇っていた。 

371_convert_20130821215536 8月の紫陽花 

このあじさいロード、国道に比べるとややアップダウンが激しい。しかしただ海沿いを走るよりは断然楽しいだろう。頑張って登って、下りでかっ飛ばす。時折木々の切れ間から見える海を眺めつつ、あじさいの道を走り抜けた。

龍飛崎はマグロの名産である。青森でマグロと言えば大間産が有名だが、龍飛産も同じ津軽海峡で取れているのだ。美味くない訳がない。しかし到着した時刻は9時前。こんな時間じゃどこもやってないよな……と思いつつ漁師の人に聞くと、帯島の民宿で食えるかもとのこと。喜び勇んで民宿へ向かう。 

373_convert_20130821215909 津軽海峡亭 

海峡亭さんはちょうど宿泊者(?)の朝食準備中で、大変忙しそう。それでも簡単なものなら、ということでオーダーを受けてくれた。 

372_convert_20130821215849 マグロ丼(1000円) 

腹ごなし後、龍飛崎を観光する。最初に訪れたのは世にも珍しい階段国道。 

377_convert_20130821220010 日本唯一の階段国道 

ここは民家の間をぬって行った所に存在する。何枚か撮影した後、自転車を押しながら登った。

379_convert_20130821220049 階段国道途中

380_convert_20130821220200 帯島を望む

381_convert_20130821220245 階段国道てっぺん 

次に龍飛崎先端に赴いた。ライダーは先っちょ好きなのか、やたらと岬を目指す傾向がある。果たして自転車乗りはどうなのだろう? 旅チャリダーなら岬で良く見かけるのだが。 

384_convert_20130821220913 龍飛崎の碑

383_convert_20130821220726 津軽海峡夏景色

 土産物屋で家族や会社への土産を購入し、宅配の手続きをして龍飛崎を後にした。龍飛崎の滞在時間は2時間ほど。うむ、まったりだな。今年のGWは四国でお遍路していたのだが、あの時は、

 寺到着→読経→ご朱印取得→寺出発

を延々繰り返してるだけで、ほとんど観光しなかった。176回も般若心経を読経したため、今ではソラで唱えられる。ちなみに俺は、今も昔も無宗教だ。閑話休題。

今日は他に寄るところもなく、後は野宿場所まで走るだけ。クソ暑い中走り続けているから、温泉近くの道の駅などが望ましい。地図を見ると、深浦の方に黄金崎不老ふ死温泉というのがあった。近くに道の駅はないが、列車の駅はある。多分無人駅だろうと勝手に決めつけ、一先ずそこを目指して走った。

龍飛崎からは国道339号、竜泊ラインを行く。この道は、眺瞰台まで8キロ強ほど登る。

先ほど通ってきたあじさいロードとの分岐まで戻ると、幾人かのローディーが走ってきた。地元の人たちのツーリングだろうと思いながら、何人か抜き去るも、行けども行けども前方にローディーがいる。さすがに多すぎやしないか? と訝しむ。しかし答えが見つかるはずもなく。あえて聞くほどのことでもないので、抜くときに挨拶だけして先へ進む。

龍飛崎を出てから35分ほどで、眺瞰台に到着。展望台があったので、登ってみる。 

391_convert_20130821221117 龍飛崎方面 

中々の眺望だ。そしてこれから行く道。

388_convert_20130821221052_2 竜泊ライン

まるで竜の背がうねるっている様。名は体を表す。

 駐車場には結構な人数のローディーが集まっていた。そこには給水所なるものがあって、『津軽半島センチュリーライド』と表示されていた。なるほど、どうりでローディーが多いわけだ。

 竜泊ラインの下りは爽快だった。自転車乗りにとって登りが試練なら、下りは試練後のご褒美だろう。途中、センチュリーライド参加者と思しき人たちや、車をパスしつつ、一気に下った。

 道の駅こどまりで小休止をとってコーラを飲む。暑い日のコーラの美味いこと。ここまで95キロ。今日の行程の概ね半分ほど。まだまだ先は長い。

 小泊からは大したアップダウンもない、平坦路。道の駅でたまたま一緒になったセンチュリーライダーと協力しながら走った。

 十三湖でセンチュリーライドコースより外れて、広域農道に入った。この広域農道、いくら走ってもコンビニはなく、自販機もない。そもそも民家すらない。途中、トラックの運ちゃんから「乗ってくか?」と声をかけられたのだが、その時はまだ自販機ぐらいあるだろうと思っていたので、断ってしまった。

16キロほど走ったところで、ぼつぼつ水の残量が心もとなくなってきた。一先ず小休止がてら、次のコンビニを検索してみる。なんとまだ16キロ先。ルートを外れれば、9キロほどでコンビニはあるのだが、結構な遠回りになる。しばし逡巡した末、結局突き進むことにして走り出した。国道までは12キロほどで、そこまで行けば、自販機くらいはあるだろうと思ったからだ。

走り出してからずっと、「なぜあの時トラックに乗せてもらわなかった……」と後悔していた。暑いし水少ないし。「いやいや、せっかくここまで来たんだから、自分で走らないと」と奮起するも、すぐにまた後悔の念が強くなる。そんな思考を堂々巡りさせながら、5キロほど走ったところで、メロン直売所を発見する。

「すみません! 水もらえませんか!!」

「はい、どうぞー」

 た、助かった。地獄に仏とはこのことだ。

ここの水は湧水らしく、よく冷えていて大変美味い。神の味がしたぜ。

「いやー、ホント助かりました。有難うございます!」

「どういたしまして。ほれ、これ食べな」

と、直売所のお兄さんがメロンを差し出してきた。これがめちゃくちゃ美味い。神の味がしたぜ(二度目)。さらにスイカまで出しくれての至れり尽くせりである。あの時トラックに乗っていたら、この味に出会うこともなかったのだ。先ほどの後悔なんぞぶっ飛んだ。

 

 メロン直売所を出発して3分ほどで、「やっぱりトラック乗るべきだったよなー。いやいやメロン(以下略)」の堂々巡りになったけどな。

2013年8月19日 (月)

夏の旅 2013 その1

 毎度、長期休暇があると何がしかの挑戦をしていたが、今回は純粋に楽しむための旅に出た。

日程は8月9日夜~14日。宇都宮まで自走し、始発に乗って青森まで輪行。その後山形の新庄まで自転車で走り、そこからまた輪行で帰る計画だ。なお列車は青春18きっぷを利用するため、基本鈍行で行く。

8月9日

仕事を終え、神奈川の実家まで車で移動する。普段なら1時間半ほどで着くところだが、まさかの高速道路渋滞。予定では19時半に実家で、遅くとも20時半には出発するつもりでいたが、結局実家に着いたのは20時半。実家の仏壇で経を上げ、旅の無事を祈ってそそくさと出発したのは21時過ぎ。

宇都宮始発は5時18分。輪行準備やらを考えると5時には到着したいところ。

(距離165キロを8時間だから平均時速20.6キロ……)

露営道具やらなんやら、約6キロの荷物を背負ってこの速度。かなりガチンコで走らなければならない。やれやれと、思わず呟きが洩れた。まぁ、なんとかなるだろう。しかし深夜も近い時間だというのに、やたらと暑い。道程途上に設置されている気温計を見ると、概ね30度前後だった。湿度が高いからだろう、体感温度はそれ以上だ。強烈に喉が渇き、ダブルボトルの水がみるみる減っていく。去年とは気温に5度くらい差があるのではないか。日本国道路元標を過ぎて国道4号線に入るころには、水はすっからかん。真夏のライドは熱中症が怖い。出発から3時間、コンビニをみつけて最初のストップ。平均速度は21キロぐらいか。首都圏を走ってきた割には上々と言えるだろう。とは言えまだまだ先は長い。トイレを済まし、買い物をして即出発した。

344_convert_20130819233209日本国道路元標(23時40分)

 コンビニストップで平均移動距離は時速20キロを下回った。すぐに回復するだろうと楽観していたが、ちょくちょく信号に捉まる。おまけに渋滞に出くわす。深夜0時を回っているのになんてこったい。さすがは魔都東京といったところか。このため中々平均時速は回復しなかった。やや焦燥感に駆られたが、やれることはペダルを回すことだけ。なるようになると、腹を決めて気を落ち着かせる。

そうして埼玉区間半ばを過ぎる頃、渋滞もなくなり、信号に捉まることも減少。国道4号を快走し、どうにか平均時速は回復した。

 深夜の走行は眠気との闘いだ。宇都宮駅まで残り30キロというところで、睡魔に襲われややふらつきかける。どうにか安全圏内にいたこともあり、道端で仮眠を取ることにした。スマホのタイマーを10分後にセット。バックパックを枕に目を瞑った。

 車の音がうるさい。それはいいのだが、

(もしかして走っている人に見つかって驚かしてしまわないだろうか……)

そんなことを思いながら、ウトウトと眠りに落ちて3分、パッと目が覚めた。なんと美人のお姉さんが俺を覗き込んでいる。お姉さんびっくりしながら、

「だ、大丈夫ですか!?」

とこうである。

「大丈夫です大丈夫です。ちょっと眠くなったから10分ほど仮眠してただけです。驚かしてホントすんません!」

 小生、平謝り。取りあえずお姉さんは安心したようで、先に止めていた車に戻って行った。

ふとお姉さんが去って行った方に目をやると、パトカーが止まっている。俺が寝ていた辺りは、駐停車禁止区間である。おっさん汗が一筋、たらーっと流れた。

(あかん、これで切符切られてたら申し訳なさすぎる……)

 警官に説明するため、すぐさまそちらに向かうも、俺が着く前にお姉さんの車は出発した。切符を切られたとしたら、あの時間で拘束を解かれるはずはないと、一安心。

その後俺も警察に声をかけられた。小生、もう一度平謝りである。仮眠は目立たないところで人の迷惑にならないように取りましょう(苦笑)。

少々のトラブルはあったものの、4時半ごろ宇都宮駅に到着。

(初っ端からこんなんで、この先大丈夫かね……)

そんな事を思いながら列車に乗車した。

345_convert_20130819233730 宇都宮駅前(4時37分)

8月10日

 列車に乗車し、駅探で乗り換え検索をすると妙なマークが表示されていた。なんだと思ってアクセスすると、運行情報だった。なんと先日の豪雨被害で、一ノ関⇔盛岡間が一部運休になっているとのこと。あれ、この旅もうダメじゃね? 帰れフラグ?? とも思ったが、その辺りに着くのはお昼頃。それまでには復旧するかもしれないし、ダメでも岩手辺りを適当に走ればいいやと、思い直す。どうせ気ままな独り旅。元より宿もなにも予約してるわけで無し。こちとら東北の道と自然に触れられれば良いのだ。福島駅の乗り換えでビールを買って、のんびり列車の旅を楽しむ。そして仙台に着くころ、車掌さんから無事運休状態がなくなったことを確認できた。良かった良かった。

 盛岡~八戸間は第3セクターの路線のため、青春18きっぷは使えない。そのためこの区間は新幹線を利用した。ローカル線は2960円で、新幹線は3410円と、金額は450円しか変わらない。時間単価で考えたら新幹線の方が大分お得だろう。ちなみに東北新幹線は全席指定席なのだが、盛岡以北は特定特急券を購入することで、立ち席扱いで乗ることができ、指定席料金はかからない。

なお、八戸~青森間も第3セクターなのだが、青森・野辺地・八戸で乗降する場合に限り、青春18きっぷの利用は可能だ。

17時過ぎ、青森に到着。輪行状態を解いていると、美人のお姉さんに声をかけられた。

「ラバネロですよね?」

 ラバネロとは、俺のマシンのフレーム名である。どうやら東京住まいの人で、お盆に帰省しているとのこと。一頻り雑談をして盛り上がった後、彼女は駅構内へ消えていった。ここで連絡先を聞くぐらいの甲斐性があれば、彼女の一人もできるんだろうがな。旅人は孤独を好むんだよ。(つよがり)

 

 取りあえず国道4号の終点を見に行く。特に何もないのだが、ロングライダーにとってはそれなりに意味深い。国道4号は740キロあり、国内最長の国道である。そのためこの区間をTTするバカモノもいる。ちなみに俺はまだTTしたことはない。が、去年自宅→宗谷岬TTをした時ついでに走ってたりする。確か49時間ぐらいだったか。この区間だけで挑戦するなら、40時間ぐらいを目標に設定するかな。

355_convert_20130819234112 国道4号終点にして7号起点

 写真を撮った後、寿司屋へ向かった。場所は駅前で、『鮨処あすか』さん。けっこうハッチャケて注文したので、値段にびくびくしたが、2770円で済んだ。あの味でこの値段ならお得と言えよう。

359_convert_20130819234431 いくら、うに、ネギトロ

 寿司後はあおもり健康ランドへ移動。今日の宿である。ここは大学生の時、初めて利用した。もう10年以上も前の事だ。あの頃はオートバイで旅をしていて、自分が自転車でこんなことをするようになるとは、露程も思っていなかった。人間まったくもって、先の事はわからないものである。

 丸2日ぶりに風呂に入ってさっぱりし、ビールを飲んで就寝。明日からの旅はどうなるものやと思いながら、眠りへと落ちていった。

2011年8月10日 (水)

ロードレーサー独り旅 完結編(後) (8月10日)

 昨日と同じく弱々しい鼓動を上げる心臓が不安だったけど、あとちょっと頑張っておくれと念じながら橋の入り口に向けて坂を登る。

 11:34、屋代島「周防大島町」入り
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 (四国ツーリング以来か……)

 ここは両親の育った場所であり、夏休みにはほぼ毎年帰省していた。しかし祖父母が亡くなってからは訪れる理由も機会もなくなる。

 就職して数年、バイクで旅することにハマっていた俺は、四国へ訪れていた。せっかくここまで来たのだから、墓参りでもしようと思い立ち、松山からフェリーで屋代島へ渡った。
 最後に来てから7,8年ぶりだったろうか。ほとんど消えかけていた記憶が、一気に戻ってきて、ひどく驚いたのを覚えている。

 自分がガキの頃、夏休み最大の楽しみといえばこの島に来ることだった。海で泳ぎ、釣りをし、従兄弟と遊ぶ。最高に楽しかった。

 海岸沿いの道を走りながら、ふと、いつか年くって終の棲家を求めるなら、この島がいいなと思った。

 お昼ごはんや土産を買おうと思っていた道の駅が定休日でショック。ってか、道の駅に定休日あるんかい!Σ(゚д゚lll)ガーン

 そんなこんなで、まずは父方の祖父母の墓所に到着。お墓がどこだったか記憶からすっ飛んでて、うろうろ探す一幕もあったり。

 (あー、あったあった。相変わらず苗字が間違ってるなー)

 家の墓、苗字の漢字が間違って彫られているのよね……(´・ω・`)

 墓石に水をかけ、線香を上げて手を合わせる。4年ぶり故、報告することは尽きず。どのぐらいの時間そうしていたかはわからない。目を開けたとき、自分がどこにいて何をしていたか、認識するのに一瞬の間を要す。

 (お墓参りにくると、毎度深く没入しちゃうな……)

 やや苦笑を浮かべつつ、お墓を後にしてペダルを回す。次は母方の祖父母の墓だ。

 父の実家に寄るつもりだったのだけど、入る場所を見落としてスルーった。

 (あれー?目印にしてたガススタ跡なくなったかなー??)

 どうせ帰り道でも通るのだから、その時にもう一度探してみようと決めてそのまま進む。

 母の実家も間近、懐かしき陸奥記念館に寄り道する。子供の頃よく遊びに来たのよ。

右から「スクリュー」「副砲」「艦首」
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 近場にこんなとこがあったので、戦艦マニアじゃないけど陸奥にはちょっぴし思い入れがある。兄貴は模型作ったりしてたなー。

 ここには陸上自衛隊の輸送機が置かれていて、中に入れたりする。多分もう飛べない機体なんだろうけど、なんでこんなところに……?

 輸送機と俺のチャリ
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 また行くことがあったら、由来を聞いてみるか。

 母の実家に寄った後、お墓へ。朝から84km走って時刻は14:00。ようやく旅の終点に辿り着く。

 (自宅から867km……ホントに遠くまで来たな……)

 先ほどとと同じく、深く没入しながらお墓の前で手を合わせる。

 目を開けると周囲の音が戻ってくる。ふと、なんで墓参りするのかね?なんて考えた。

 (さて、帰ろうか)

 再び来た道を戻り、駅へと向かう。さすがに自走で帰る時間も体力もありません(笑)
 なお、この島に駅はない。島から脱出するのに40km強走らねばならない。補給物資が尽きていたので、農協に寄った。相変わらず品揃えがショボイことすら懐かしさ補正で微笑ましい。パンと水を購入して14:30出発。

 今度はちゃんと父の実家発見!したのだが……

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 草木が激しく入り口を侵食していた。

  (ここも腐海に呑まれたか……)

 などと考えたりはしなかったけども(笑)

 4年前に寄った時は入れたんだけどなー。家の鍵も開いていて、中に入って写真取ったの。そしたら周りにうっすら輝く球体がしこたま写ってて、先輩に見せたら「それはオーブだ」と謎な事言ってた(笑)
 後にも先にも、心霊写真(?)撮ったのはそれだけ。閑話休題。

 こんな状況だったので家に入ることは諦めて、海岸へ向かう。

 (おー、なつかしー)

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 満潮時は右に写る足場からよく飛び込んだものよ。釣りもここでやったなー。マジで入れ食い状態なの。ベラとかキスとか釣れるのよ。

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 この水の綺麗さ!すっげー泳ぎたい!!でも水着も時間もないのでね。今回は断念。ちなみに海藻や岩場の陰に毒魚が隠れてたりする。ガキの頃そいつに刺されてえらい目にあったのもいい思い出。
 大人でも悶絶する痛さだけど、死にゃせん。

 たかだか40km、水は持つと思ったのだけど、向い風と暑さにやられて思いの他消費が激しかった。残り13km弱地点でコンビニにピットインし、麦茶買ってさっさと出発。と、すぐ先で土産物屋発見したので再びストップ。
 さて、土産は何がよいものか。「大島といえばみかんですよねー」とか言って、店員のおばちゃんに相談すると、「みかんゼリーがいいよ!」とのこと。おおう、そういや昔食ったことあったぞ。それに一撃で家族にどこへ行ったか伝わる。

 (「これ、お土産」って言って渡した時の反応が見物だぞ……)

 なんてこと考えながらニヤニヤしている俺はさぞかし不審人物だったろう(笑)
 
 ちなみに家族には呆れられました(笑)
 
 会社と世話になっているショップへはみかん最中をチョイス。あと自分用+実家用で大島の「雲丹のり」を2個買った。なお、実家でも食べたので、自分用の分はショップにあげちゃった。この「雲丹のり」がかなり旨くて、大評判だった。

 店員のおばちゃんが「どこから来たの?」と聞くので、「静岡から自転車で来たんですよ~。暑さにやられて心臓が怪しい鼓動になっちゃってます(´∀`)」と答えた。そしたら「そりゃあかん」と言ってドリンクコーナーでごそごそ。そしたら出てきたのはアミノバリュー。

 「こんな店にアミノバリューがあるなんて珍しいでしょ?去年熱中症になった時世話になったんよ~」

 と言いながら「ほれ、飲みんさい」と素敵な笑顔で渡してくる。もちろんただ。「コーヒーも入れるからちょっと休んでいきんさい」と言うので、椅子に座らしてもらってしばし談笑。旅に出るといつも人の優しさに触れるな……

 「ふれあいマーケット港」さん前にて
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 おばちゃんが撮ってくれました。また大島にきたらここで土産を買おう。

 16:22 大畠駅
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 家に着くまでが旅だが、実質ここで終了だろう。電車は17:07なので、それほど焦ることなく着替え・輪行準備を済ました。というより、疲れ果てて焦ることすらできなかったというのが正直なところ。無事に帰れることを先祖の霊に感謝し、電車に乗った。

 この旅の後に読んだ本で、お墓参りとは「自分との対話」とあった。自分の中の故人と対話することにより、自分を見つめなおす事につながるのだ、と。

 墓参りの時、確かに自分を振り返っている。振り返ると、悩んで迷って失敗してばかりだけど、結構楽しいこともあるよな、悪くない人生だなって、いつもそう思える。

 また今度ね、じーちゃん、ばーちゃん。

 (おわり)

ロードレーサー独り旅 完結編(前) (8月10日)

 朝起きて仕事に行くおじさんを見送る。その前に一緒に写真撮影。うん?親戚の写真は上げないよ?(笑)

 見送り後、朝ご飯をいただく。

正調日本の朝ご飯
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 最後の闘いに向けて、がっつりエネルギー充填。

 8:00には出たいなーとか思ってたんだけど、話してたりして結局9:00前出発となった。

9:23山口県入り
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 うしうし、あとちょっと。

 10:00、岩国のコンビニにピットイン。1Lのミネラル麦茶とアイスを買って一休み。夏場はミネラル補給が大事だよなーとか思いながら麦茶の成分表を見ると、

ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

 ナトリウムがないじゃーん!夏場に一番大事なミネラルはいってないのー!?そうなのーーー!!?

 そう、ここで発覚したの(笑)
 まぁ、それでも夏場の麦茶はうまいよ。ナトリウムは別で補給すりゃいいじゃん。どの道ドリンクだけじゃ足らないし。

 今日はずっと向い風。心も身体もヘロヘロで、闘う気力ゼロ。1時間でまた休憩。ローソン見つけた瞬間、吸い寄せられてもーた。ボヘーっとプリン食っている最中、今日が新東名ロードレースの申込日であることを思い出す。あちゃー、もうダメかなー、とか思いながら、携帯で検索すると、大丈夫だった。



 ローソンを出発してすぐのことだった。

 (見えた……!)

 枯れ果てたかと思っていた気力が戻ってくる。

 (やっと……)

 視界に捉えた大島大橋を目指し、スピードを上げる。

 自然と越えて来た道のりに思いが馳せた。静岡東部を出発し、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、岡山、広島。そして今俺は山口にいる。

 いったいどれだけペダルを回してきたのだろう。

 (よく……よく来たなぁ……)

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 本州と島を結ぶ大橋を見上げながら、壊れかけの身体に鞭を入れる。ここまで830km。もうすぐ旅が終わる……。

2011年8月 9日 (火)

ロードレーサー独り旅 煉獄編エピローグ (8月9日)

 親戚の家近くで軽車両進入禁止に出くわし、ちょい迷走しながらなんとか18:30頃到着。

 (生きて辿り着けた……)

 あまりの暑さに冗談抜きで命の危機を感じる一日だた。今日のゴールをちょい噛締めた後、おばちゃんに電話。

 俺「あの、多分つきました」
 おばちゃん「あら。じゃ、今でるわね~」

 久々の再会。そして俺が自転車で来たことに驚いている。「自転車って言ってた様な気がするけど、聞き間違いだと思ってた」だってさ(笑)

 おじちゃんとも再会。ホントに何年ぶりだろう。やっぱし自転車で来たことに驚かれた(笑)

 走行距離:162.62km
 平均速度:23.8km/h(ネット)

 一先ず風呂と洗濯機を借りる。生き返る~。そして宴会!ビールをしこたま飲んだった。つまみはおばちゃんの手料理。

もずくのオクラ和え(お通し?(笑))
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豚肉的な何か(忘れた。これが一番旨かった!)
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あさりの酒蒸し(あさりがでかいのよ)
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冬瓜の出汁煮?(やさしい味。うまい)
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メバル(だったと思う(汗))
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ゴーヤ豆腐(苦うま)
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瀬戸内の刺盛(瀬戸の魚は最高です)
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 どれもこれも旨すぎて幸せだった……
 野菜は自家栽培してるんだって。そしておばちゃんの味付けも素晴らしい。そしてどこか俺の母ちゃんの味に近い。やっぱ姉妹なんだね。

 そしてこれがヤバかった。

広島の地酒「酔心」氷わり
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 日本酒をロックで飲むのは初めてだったわ。

 21時過ぎだったかな?従兄弟が帰宅。割と身体も限界近かったけど、宴会はさらに続く。なかなか会えないもんね。それに楽しくなってすぐに復活したぜ(笑)

 旅してその場で会った人と飲む酒も、久々に会う親戚と飲む酒も、そのどちらもいいものだ。

ロードレーサー独り旅 煉獄編② (8月9日)

 やたらと長く感じた峠道が終わる。すぐに下りが始まるかと思いきや、しばらく平坦基調となる。東広島市は山の上にあるのだね。
 少し進むとバイパスに出くわす。

 (あれ?標識ない……軽車両入っていいの??)

 まぁ、いっかと思いながら突入……

 (こええええええええええっっっ!!!)

 まー、車がびゅんびゅん走っていくこと走っていくこと。進入禁止じゃなくてもバイパスは走るもんじゃないなー。

 セブンイレブンの案内板があったので、バイパスから離脱してコンビニ休憩を取る。補給食とガリガリ君を買う。

 (あちー)

 この旅ではやたらとガリガリ君的なアイスを食べてた。ガリガリ君の梨味サイコーです☆

 東広島市が終わり、峠道を下ってようやく広島市内に入る。親戚に到着予定を連絡をしておく。この時17:00頃だったと思う。連絡後ちょっと進んだら「サイクルベースあさひ」を発見。

 (破断したボトルの替えを買うか……)

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 長年愛用したボトルだったけどここでお別れ。替わりのボトルは保冷ボトル。ホントはロングサイズが欲しかったけど、残念ながら売り切れだった。
 ついでにチェーンに油注してもらえないか相談すると、快諾してくれる。

 俺「ところでチェーンへの油ってどのぐらいの頻度でやればいいんですかね?」
 店員「これといって決まってないですけど、よくやる人は毎週やってますね」
 俺「あー。800kmくらい走ってるんですけどどうでしょう?」
 店員「それはちょっと注さなすぎです」
 俺「あはは。まー3日で800kmなんですけど」
 店員( ゚д゚)ポカーン

 ま、そうなるわな(笑)

 親戚の家に行く前に、手土産をゲットしに洋菓子屋さんへ。前日に廿日市でそこそこ名があるっぽかった店を検索しておいた。裏路地をちょこちょこ進んでいくと、お店発見!

ハングマーサン
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 ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
 閉まってるよ!

 (どうしよう……ん?店員さんが働いているのが見える……よし、一か八か声をかけてみる!)

 店員「はい、なんですかー?」
 俺「あのー、もう閉店なんです?」
 店員「ああ、忙しいので閉めちゃいました(笑)」
 俺( ゚д゚)ポカーン

 なんじゃいそりゃ(笑)。正確には夕方ごろはお客もこないし店頭販売分以外の仕込みやらがあるので早く閉めちゃうんだって。
 手土産買いたいと相談すると、シャッターあげてくれた。店員さんに相談し、お勧めの宮島プリンだかなんだかを買った。ついでにお水いただけます?って聞くと、お菓子とかで使う用の冷水を出してくれる。めちゃうまだった!

 
 猛暑の一日も夕暮れ時を迎え、気温もやや穏やかになる。疲れ果てた身体に鞭打って進んできた今日という日のゴールも近い。

 (なんだろう、この一体感は……)

 俺と自転車との境がなくなっていくような、そんな感じ。この3日、1日のほとんどを自転車の上で過ごしてきたせいかな。心肺、脚ともに終わっているはずなのに、どこまでもペダルを回していけそうな、そんな気がしていた。

ロードレーサー独り旅 煉獄編① (8月9日)

 朝食はホテルのバイキング。

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 品目はそれほどないけど、疲労の溜まった身体にはとてつもなくうまかった。

 身体は鉛のように重く、脚にも大分きていた。今日も160km以上走る。

 (果たして走りきれるのか……)
 
 不安はある。でも親戚に連絡しちゃったし、行かなきゃね。それに今日はたった160km程度でいいんだ!って思う。ここまで走って距離感は完全にぶっ壊れていた。まー、甘かったのだけど。

 補給食がなかったのでまずはコンビニに入る。ジェルを一個とレッドブルを購入。レッドブルがやけにうまい。

 (今日は暑くなるな……)

 そんな事を思う。

 
 ちょびちょび道に迷いつつ、国道に復帰。

 (うがー、暑い)

 マジでちょっと異常に暑い。先ほどの休憩から1時間でまた休憩。お腹も減っていたのでパンを購入。モッチハムチーズとやらを買ったのだけど、食べたら胃もたれした。やばいなー。これ無理すると去年のキャノボの二の舞になるかも?とか思い、しばらく抑え気味に走る。

 午前11:37、既に広島入りを果たしていた。暑くて仕方ないので、冷却用に凍ったアクエリアスハンディパックを買い、背中のバッグとの間に仕込む。冷感が背中からお腹に突き抜けてくる。お腹壊れないかちょっと心配になった(笑)

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 (うおー、尾道大橋だ!)

 2007年四国ツーリング以来の景色にちょっとテンションが上がる。いつかあそこを自転車でも走ってみたいなー。せっかく尾道まできたので尾道ラーメン食べたかったけど、時間が押しているのと胃腸が弱ってきていたので断念。

 思考を廃してボケーッと走ることができない。親戚を待たせているという現実が心の余裕を奪う。加えてこの灼熱の太陽。首筋が火傷したみたいに熱をもってきて、限界だった。尾道を抜けてすぐ、ローソンでネッククーラーを買う。冷却材を冷凍庫で冷やして使うタイプだけど、当然そんなことはできないので水にぬらすだけ。それでも随分と楽になった。

 東広島市前の峠道、国道2号線は国道432号線と交差する地点から登りが始まる。標高差230m、距離9.2km。普段ならなんでもない坂だった。だが、猛暑と極悪の日光がこの旅一番の難所に変えた。

 (…暑い……暑い…………暑い)

 脳内はそればかり。ふと、峠道にあった気温表示板に目を向けると37℃となっている。

 (この気温と直射日光、体感温度は40℃どころの騒ぎじゃねーぞ……)

 まさしく煉獄。塩分水分はちゃんと補給しているので汗がとまるというようなことはなかったが、身体の処理能力は限界に近い。なにやら心臓の鼓動も弱々しい。途中、自販機に吸い寄せられて止まる。コーラを一個買い、日陰でグッタリする。

 初見の道ゆえ、いまだ先はわからない。進行方向へ目を向けるとまだまだ登りは続きそうだ。

 (……行こう)

 日陰から出て再び煉獄の道を走り出す。

2011年8月 8日 (月)

ロードレーサー独り旅 飛翔編② (8月8日)

 一先ずシャワー浴びる前に親戚に電話。明日伺うことを連絡。

俺「自転車で行きます!」
親戚「うん、わかった」

 あれ?反応薄いぞ??多分聞いているけど理解はしてないな……。

 このホテルは大浴場がある。それは晩御飯後の楽しみにとっておくので、とりあえずシャワー。ほんで軽く柔軟。さてさて、飯である。取り合えずホテルの人に地元の飯屋をいろいろ聞いておいた。焼き鳥やらなんやらいろいろあったけど、近場で個人がやっている「居酒屋美和」さんを選択。(Googleで調べると「食事処美和」になってるな……?)

 外から覗いてみるとお客さんが一人きり。よく考えたら今日月曜日だわ。休み明け初日から飲む人は少ないよなー。
 カウンターに座って、まずは生中を頼む。もってきてくれた店員の女子高生がかわいー(笑)。さてさて、今日もお疲れさんとか思いながらジョッキを呷ったら……や、やべー、うまさが昨日飲んだ時の比じゃない!!!
 ほとんど一気飲みで中ジョッキを空にして追加を注文。大ジョッキ頼めばよかったな。おつまみは

山芋スライス
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にんにくとにんにくの芽のてんぷら
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 うまうま。

 しばし一人でビールとつまみを楽しんでいると、常連さんと思しきお兄さんと店員さんの会話が関門海峡の話になる。

 店員「関門海峡は自転車でも渡れるんだよ」
 兄さん「え、そうなの?あんなとこまで自転車で行って、渡る人なんているのかね~」

 ……うむ。

 俺「あ、俺、静岡から自転車でここまで来ました」
 店員・兄さん「ええ!?」

 してやったり(笑)

 これがきっかけとなり、店が終わるまで兄さんと盛り上がった。兄さんも旅好きな方で、いろんなところに言ったお話を聞いた(けど酔っ払ってて記憶なし(^-^;))。

 兄さんが「これは食っとけ!」と勧めてくれたメンチカツ
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 カレーソースとメンチカツがめちゃめちゃ合う!まいうーまいうー☆

 ヒレカツ定食のヒレカツ
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 これもうまし。しかしさすがに食いすぎだ(笑)

 お店も23時で閉店。

 兄さん「いやー、おもしろいやつだなー。気に入った!ここの酒代おごっちゃる!!」
 俺「ええ!!?それはさすがに悪いです!」
 兄さん「いいからいいから!これも一期一会じゃ!!」

 いくらなんでも今日出会った人にそんなに甘えていいのか……数瞬悩むが、結局甘えさせていただくことにした。

 (もし俺が地元で旅人に会うことがあったら、こういうことが出来る人間になろう)

 そんな風に思う。あの時は本当に有難うございました!m(__)m

 この後さらにキャバクラに行き、生まれて初めてVIPルームに入りました(当然のように兄さんおごってくれる)。

 お兄さんと
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 キャバ嬢と(笑)
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 推定Fカップの破壊力にコテンパンにやられた(爆)

 
 兄さんは「無事墓参りして電車に乗ったら電話くれ!」と名刺をくれた。必ず電話しますと約束し、お別れ。ちょっとありえないくらい楽しい夜を過ごす事が出来ました。もう一度、本当に有難うございましたm(__)m

 帰ってから大浴場で入浴し、1:30頃就寝。

 岡山、最高☆

ロードレーサー独り旅 飛翔編① (8月8日)

 朝早めに目が覚める。朝ご飯はすき家で鮭納豆朝食を食べる。ひどくうまかった。

 7時過ぎにホテルを出発。

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 ビジネスホテル関西さん。安くて繁華街のど真ん中で必要最低限は揃ってる。また大阪行くなら泊まりたいな。

 走り出して割と序盤、国道2号の右折で歩道橋を使う。自転車担ぎ上げてえっちらおっちら。どうやらその時ボトルがホルダーから取れかけて、走り出して早々ボトル落下。そしたら飲み口辺りからボトル破断(;_;) 結構長い間愛用していたボトルだったんでしょんぼりだよ……。

 今日は岡山県の倉敷まで行く!400km以上走った翌日に200km近く走るなんて初めてだよ。おまけにここからはリュック背負ってだし。果たして走りきれるのかな~、って感じでスタート。相変わらずボケーッと走る。よってほとんど記憶ねーんだわ(笑)。
 そーいや姫路過ぎた辺りで、バイパス回避があったなー。大阪までの道程はしっかり調べていたけど、その先は全然下調べしてなかったからちょっと迷った。
 どうにかこうにか道をみつけて、いい加減腹も減ってたのでうどん屋に飛び込んだ。

讃岐の製麺所 あやがわうどん 太子店
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梅おろしぶっかけ(特大) 430円
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 味はまあまあ。夏場なので食欲増進狙って梅おろし。この時13:26ですねー。

 余談だけど、スポーツドリンクも飽きていたので、この日の途中からミネラル麦茶に変わる。飽きない味で夏場のロングライドにはお勧め。ただナトリウムが含まれてないんだよね~。気づいたのは最終日だったんだけどさ(笑)。

 食料補給でコンビニストップついでに、今日の宿を予約。事前に調べていた倉敷ステーションホテルを検索すると、部屋が空いてねー( ̄▽ ̄;)!!ガーン
 どーしたもんかと楽天さんで検索したら……大浴場&朝食付で宿泊費3,980円だと!?ステーションホテルなんて目じゃねー。いそいそと予約。

 それから3時間半ほどかかって今宵の宿に到着した。

スーパーホテル city 倉敷
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 走行距離:197.58km
 平均速度:25.1km/h(ネット)

 ホントになんも面白いこと起きなくて、この区間は書くことねーなー。さてさて、シャワー浴びて飯食い行くかー。

 何事もなく1日が終わろうとしていた。それがまさかあんなことになるとは……次回につづく!(笑)

2011年8月 7日 (日)

ロードレーサー独り旅 暗闘編③ (8月7日)

 信号ストップではなるべく柔軟をしていたのだが、滋賀に入ってからはサボりがちだった。

 (こんだけ痛いと大阪まで走れないぞ……)

 とりあえず柔軟をしてみる。行う柔軟は四股と前屈。四股で仙腸関節を緩め、前屈でハムストリングスを伸ばす。あ~ら不思議、すっかり膝の痛みは解消されました。
 膝の痛みのほとんどは、ハムストリングスが張ってくることにより、膝関節の噛み合わせが悪くなっておきる。で、ハムストリングスが張る原因は仙腸関節のこわばり。ここを緩める柔軟(四股)を行った後、前屈などでハムストリングスを伸ばしてやるとよい。これは理学療法士の先生に教わりました。

 7:43、ローソン山科音羽店 372.74km

 ・アクエリアス500ml
 ・いろはす天然水1020ml
 ・即効元気ゼリー
 ・即効チャージゼリー

 いままでのストップポイントは予め定めていたけど、ここはアドリブで止まった。ゴールまで残り50kmくらいだろうか。

 今回の試走のメイン、京都市街回避ルートの実走に入る。Googleマップで事前にルートを構築し、ストリートビューで曲がるポイントの景色を頭に入れておいた。詳しいルートは【http://tinyurl.com/3zebt8q】を参照。実際に走ってみると信号の流れも悪くないし、距離もR1を行くより4kmぐらい減らせるので、本挑戦時にも利用しよう。

 10:05、梅田新道交差点 421.67km(ゴール)

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 平均速度:22.4km/h(グロス)
        26.9km/h(ネット)
 所要時間:18:50'09

 わざわざデジカメもって走ったのに、結局撮ったのこれだけだよ。

 想定より早く着きすぎて、ホテルのチェックインまで3時間もある。眠気はそれほどなかったけど、夜通し走り続けた身体と精神は疲労困憊。梅田新道交差点にあるファミリーマートでパスタやアイスを買って、その脇でずーっとグッタリしていた。
 今回、新しいツイッターアカウントを取って実況してたんだけど、ファミマでグッタリしている間、取り留めのないことをブツクサ呟いていたら知り合いに人物特定される(笑)。俺の暗闘はこれをもって終了した。

~エピローグ~

 13:00ごろ、ビジネスホテルに到着。自転車を輪行袋に包んで部屋に搬入。ホテルの自販機でビールを買って軽く祝杯。うまー。
 シャワーを浴びて軽く柔軟を行い、ご飯を食べに行く。大阪と言えば粉モノ。ホテルの人にお勧めのお好み焼き屋を聞くと、「ゆかり」という店を紹介してくれた。お店では「ゆかり富国店」名物、富国焼(1,100円)を注文した。めっちゃうまかったー♪
 ホテルに戻って少しお昼寝。2、3時間寝たかな?起き上がってからはお初天神通りに飲みに行く。

 (串かつでビール……!)

 これは最強クラスの組み合わせなのである。「串かつじゃんじゃん」という店に飛び込んでまずはビールを注文。

 (う、うますぎる……!!!)

 冷えた生ビールは五臓六腑に染み渡る味だったぜ……!夏の盛りに夜通し自転車漕ぎ続けた後のビールのうまさは異常。
 
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 串かつは店員さんにお任せで頼んだ。全部で10本食べた。どれもこれも最高にうまかったよ~☆

 店員さんとちょっぴし談笑したりした。自転車でここまで来たって言ったら目を丸くしていたよ(笑)。
 生中2杯、串かつ10本、お茶漬けを食べて2,500円弱。思ったより安くてびっくりして、レシート見たらビール1杯290円だった。やすー。

 ホテルに戻ってからお風呂に入り、就寝。明日は岡山だ。